top of page

地域活性化と教育の未来を共創する—ベネッセ九州支社長が語る教育の力


教育や人財育成がテーマの沖縄県内最大級のカンファレンスイベント【LEAP DAY 2024】が12月14日-15日の2日間、那覇文化芸術劇場なはーとで開催されます。


今回の記事ではLEAP DAYの思いに共感し、支援をしてくださっている株式会社ベネッセコーポレーション九州支社長中川雅文さんにインタビューをさせていただきました。 

 











株式会社ベネッセコーポレーション 九州支社

支社長 中川雅文様 


 

ベネッセの理念と九州支社長としての使命 


――まずは経歴について教えてください。

 

私はこの4月から九州支社長として着任しました。ベネッセに入社して25年目になります。最初の配属も九州支社で、高校向けの営業を11年間担当していました。大学受験の模擬試験などを通じた学校支援や生徒・保護者・先生方向けの進路講演・研修会などの活動を行っていました。その後、東京に異動し、塾や予備校との提携事業やオンライン英会話サービスなど、幅広い事業の責任者を務めました。 

今年、再び九州に戻ってこられたことをとても嬉しく感じています。 

 

――全国の支社長の役割も昨年から変わったと聞きました。

 

はい。昨年から支社長の役割が地域の課題解決に寄り添う形に変わりました。 

以前の支社の活動は、高校・中学・小学向けの業務が中心でしたが、現在はベネッセグループ全体のサービスを通じて、地域に寄り添いながら地域課題を解決するというミッションで動いています。 

弊社は主に教育・福祉・生活のサービスを提供しているので、その分野での課題解決が軸となっています。 

 

ーーLEAP DAY 2024では、「教育・人財育成」がテーマですが、御社として特に重視して 

いる教育価値や目標は何ですか? 


ベネッセが大切にしているのは、『よく生きる』を支援することです。社名の由来でもあるこの理念には、社員も共感しており、一人ひとりの成長をサポートし、社会に貢献するという使命を持って活動しています。 

人の成長は、子どもや若者だけのものではなく、あらゆる世代にとって大切なものです。たとえば、中高年や高齢者も成長したいという気持ちを持っており、私たちは生涯にわたって人の成長を支援する企業でありたいと考えています。 

教育サービスに加え、老人介護の分野も展開するようになったのは、こうしたビジョンの一環です。若い世代から高齢世代までの成長を支え、すべての人が『よく生きる』ことを目指す世界を築いていきたいと考えています。 



地域活性化と教育活動におけるビジョン 

 

ーーLEAP DAYへのご協賛いただいている理由をお聞かせください。 


はい、御社の活動に共感していることが大きな理由です。LEAP DAYが目指す人財育成や地域社会の課題解決の取り組みは、ベネッセや九州支社の重視する方向性と同じです。こうした共通の価値観を共有できることから、ずっと協賛をさせていただいています。 

 

ーー「自ら学び、考え、成長する力」を育む教育に注力されていますが、LEAP DAYのようなイベントを通して、その力をどのようにサポートできるとお考えですか? 


私たちが支援と呼ぶのは少しおこがましいかもしれませんが、LEAP DAYのようなイベントに参加することで、共通のビジョンや思いを持つ人たちと新たなつながりが生まれ、交流が広がっていくことで、新しい価値や動きが生まれる可能性があると考えています。ベネッセ一社ではなく、同じビジョンを持つ多くの人たちが集まる場として、皆でアイデアを出し合い、『こうしてみよう』『ああしてみよう』と、新しい可能性を一緒に見つけていける場所だと思います。 

また、人は一人で活動するのは難しい部分も多く、同じ思いを抱く仲間と出会うことで勇気や元気を得られることも多いと思います。LEAP DAYでは、同じ価値観を共有する方々と出会うことで活力を得られる場を作りたいと思いますし、こうした場をサポートできることに意義を感じ、協賛させていただいています。 

 

── 九州支社として取り組む社会課題について教えてください。 


そうですね、他のエリアと同様に、九州エリアでは人口減少が進む中、地域の活性化が大きな課題となっていると感じています。例えば、勉強して成績を上げて、良い大学に進学し、良い就職先に就く、というこれまでの進路の価値観ではなく、地域をどう盛り上げていくか、地域にどう貢献できるかという視点も、若い頃から教育の中に取り入れていく必要があるのではと強く感じています。 

地方から出て行ったとしても、「地元に何か貢献したい」と思えるような教育の形を、特に九州・沖縄エリアでは目指していきたいと思っています。現在、高校でも地元をテーマに探求活動を行う学校があり、これは地元を好きになり、知る機会にもなるので、若者が地元に戻りたい、何か貢献したいと感じるきっかけになるのではと思います。こういった地域活性化に繋がる教育活動を支援していきたいですね。 

 

── 御社として具体的にどのような活動を行っているのでしょうか? 


私たちが直接生徒と関わるわけではなく、主に学校を通じて小中高の教育支援を行っています。最近では、「これからどのような教育が求めらえるか」といったような情報も学校現場に提供し、議論させていただいています。ベネッセだけでは解決できない課題もあるので、他の学校の事例や関係者とのつながりをサポートする役割も強化していますね。 

例えば、ある高校で行われている特色ある教育活動を記事にして、他の学校にもシェアしたりします。また、勉強会やセミナーを頻繁に開催し、情報提供をすると同時に、参加者同士でディスカッションや情報交換ができる場を提供しています。こうした活動の場を通して、学校や先生同士のつながりを築くお手伝いをしています。 

 

ーー中川さんが考える「未来の教育」において、特に重要と感じるテーマや課題について 

教えてください。 


全般的には「自分で課題を見つけ、解決に向けて行動する力」が求められてくると思います。学校での探求活動はこの点で非常に重要ですが、同時に基礎知識も不可欠です。多様な知識があるからこそ、探求の幅が広がり、解決策も生まれてくるので、この両軸のバランスが大切だと考えています。 

また、九州沖縄エリアでは、地域活性化が大きなテーマになってきます。小中学校で行われているふるさと教育のような活動は、地域への愛着を育む意味でとても意義があると感じます。 

 

ーー若い世代が社会で活躍するために必要な力について、御社としてどのように育成・支 

援していきたいと考えていますか? 


ベネッセは、直接生徒に働きかけるのではなく、学校を通じて教育の支援を行い、特に不確かな未来に対応する力を育むことを目指しています。具体的には、セミナーや勉強会を通じて学校や先生方と共に未来の教育について議論し、一緒に方向性を考えていく場を積極的に提供していきたいです。 

また、個人的な思いもあるのですが、学校の「求心力」を高めることが大切だと考えています。学校が地域にとって重要な存在と感じてもらえるよう、先生の努力や学校の良い取り組みを広く発信することが必要だと述べています。良い活動や先生の取り組みも積極的に紹介し、地域やメディアと連携して学校の魅力を広めていく支援を行っていきたいと考えています。 

 

ーーLEAP DAYとどのような取り組みでというか、どのように関わっていきたいのかっていうのをお聞かせいただければと思います。 


LEAP DAYには、私たちの人財育成や地域課題解決に対する取り組みと共感する部分があり、協賛させていただいています。今回参加されている企業や組織の方々とも連携し、これからの教育や人財育成のあり方について議論を深めたいと考えています。そこから新たな活動が生まれるのであれば、それに積極的に取り組んでいきたいと思っています。また、LEAP DAYのようなイベントを通じて、さまざまな人々とつながり、共に新しい活動を進めていけたらと考えています。 

 

ーー中川さん、ありがとうございました! 


ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー


LEAP DAY 2024

沖縄から日本の未来を考えるイベントへ参加しませんか?


今年もやってきました!12月14日(土)と15日(日)の2日間、沖縄県内最大級カンファレンス【LEAP DAY 2024】が開催されます。

未来の沖縄、そして日本をリードする人たちが一堂に集まるこのイベントは、見逃せません!


✅️ 教育や人材育成をテーマに、著名人によるトークや学生たちの課題解決のプレゼンが行われます。地域団体のパフォーマンスも加わり、バラエティ豊かな内容で楽しめます。

✅️ トップリーダーや学生から、リアルな学びを得られるこの機会。未来を創るアイデアやサービスの発表に注目し、次世代のリーダーがどんな未来を描くのかを体験できます。


この2日間で、未来について深く考え、新しい気づきを得られるはずです。

【LEAP DAY 2024】にぜひ参加してみませんか?






Comments


bottom of page